https://webtan.impress.co.jp/e/2020/05/11/35869
グーグルの進化とミューラー氏による公式見解では……
グーグルも進化している。たとえば、次のようにだ:
- コンテンツの分析能力が向上した
- ページ内の各要素がどう絡み合っているかをより深く理解できるようになった。
そもそも、世の中のWebページには、HTMLマークアップのミスが存在しているものだ。その事実を考えると、使われているタグが h1
であろうと h2
であろうと div
であろうと、ページに記載されている内容の解釈をグーグルが自分たちの側で独自に行おうとするのも理にかなっている。
この議論があまりに頻繁に浮上するため、グーグルのジョン・ミューラー氏はウェブマスター向けの動画で次のように語った。
h1
要素は、1ページの中で好きなだけ使っていい。制限はない。上限も下限もない。
h1
要素は、ページの構造を強化する素晴らしい方法であり、ユーザーや検索エンジンはページのどの部分がどの見出しの下に配置されているのかを理解できるので、私ならページ上で適切に使うだろう。
そして特にHTML5では、ページ上で複数の h1
要素を使うのはまったく普通で、予想されていることだとも言える。そのため、心配する必要はない。
SEOツールのなかには、これを問題にして次のように言ってくるものもある:
h1タグが1つもありません
h1タグが2つあります
私たちから見ると、これは重要な問題ではない。ユーザビリティの観点から見ると、改善するほうが理にかなっているかもしれない。したがって、こうした提案は完全に無視するわけではない。
しかし、検索エンジンという観点では、重要な問題だとは思わない。
サイトに h1
要素がまったくなくても、あるいは5つあっても、まったく問題ない
グーグルの最も信頼されている権威の1人がこのように述べているにもかかわらず、多くのSEO担当者はまだ懐疑的で、「信用したいが検証したい」と考えている。